内容の構成は,単元のまとまりとして,「(1)(2)…」,「(ア)(イ)…」,「あ い…」と三つの階層に分けて示している。
例えば,「(1)身近な物理現象」,「(ア)光と音」,「あ 光の反射・屈折」などと示している。
--------------------------------
今回の中学校理科の改訂では,3年間を通じて計画的に,科学的に探究するために必要な資質・能力を育成するために,各学年で主に重視する探究の学習過程の例(13ページ)を整理したことを受け,アとして知識及び技能,イとして思考力,判断力,表現力等については,次のように示している。
--------------------------------
@ アに示す知識及び技能については,それ自体に階層性があることから,例えば,「(1)身近な物理現象」でその単元全体に係るものとして概要を示し,「(ア)光と音」の「あ 光の反射・屈折」で具体的な内容を示している。
--------------------------------
A イに示す思考力,判断力,表現力等については,知識及び技能のような明確な階層性が見られないので,例えば,「(1)身近な物理現象」で単元全体を通して育成を目指すものとしてまとめて示している。
具体的には,各学年で主に重視する探究の学習過程を通して,思考力,判断力,表現力等の育成を目指していることを示している。
--------------------------------
理科の目標を達成するためには,科学的に探究するために必要な観察,実験などを行い,アに示す知識及び技能とイに示す思考力,判断力,表現力等を相互に関連させながら,身に付けるように指導することが大切である。
|