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中学校 学習指導要領 【解説】 |
理科編 |
第2章 理科の目標及び内容 |
第2節 各分野の目標及び内容 |
[第1分野] |
2 第1分野の内容 |
(6) 化学変化とイオン |
中学校 学習指導要領 【本文】 |
(6) 化学変化とイオン 化学変化についての観察,実験などを通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 ア 化学変化をイオンのモデルと関連付けながら,次のことを理解するとともに,それらの観察,実験などに関する技能を身に付けること。 イ 化学変化について,見通しをもって観察,実験などを行い,イオンと関連付けてその結果を分析して解釈し,化学変化における規則性や関係性を見いだして表現すること。また,探究の過程を振り返ること。 |
中学校 学習指導要領 【解説】 |
小学校では,第6学年で「水溶液の性質」について学習している。また,中学校では,第1学年で「(2)身の回りの物質」,第2学年で「(3)電流とその利用」と「(4)化学変化と原子・分子」について学習している。 -------------------------------- ここでは,理科の見方・考え方を働かせて,水溶液の電気的な性質,酸とアルカリ,イオンへのなりやすさについての観察,実験などを行い,水溶液の電気伝導性,中和反応,電池の仕組みについて,イオンのモデルと関連付けて微視的に捉えさせて理解させ,それらの観察,実験などに関する技能を身に付けさせるとともに,思考力,判断力,表現力等を育成することが主なねらいである。 -------------------------------- 思考力,判断力,表現力等を育成するに当たっては,化学変化について見通しをもって観察,実験などを行い,イオンと関連付けてその結果を分析して解釈し,化学変化における規則性や関係性を見いだして表現するとともに,探究の過程を振り返らせることができるようにすることが大切である。 その際,レポートの作成や発表を適宜行わせることも大切である。 -------------------------------- また,ここで扱う事象は理科室の中だけで起こっているものではなく,日常生活や社会の中で見られることに気付かせ,物質や化学変化に対する興味・関心を高めるようにするとともに,これまで学んだことと関連付けながら身の回りの物質や事象を捉えることが大切である。 -------------------------------- なお,観察,実験に当たっては,保護眼鏡の着用などによる安全性の確保及び試薬や廃棄物の適切な取扱いに十分留意する。 |
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