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(1)言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。

ア 第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。

 また,学年別漢字配当表に示されている漢字について,文や文章の中で使い慣れること。

イ 理解したり表現したりするために必要な語句の量を増し,慣用句や四字熟語などについて理解を深め,話や文章の中で使うとともに,和語,漢語,外来語などを使い分けることを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。

ウ 話や文章の種類とその特徴について理解を深めること。

エ 敬語などの相手や場に応じた言葉遣いを理解し,適切に使うこと。

 
 

(1)言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。

ア 第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。

 また,学年別漢字配当表に示されている漢字について,文や文章の中で使い慣れること。

[小学校第5学年及び第6学年]

エ 第5学年及び第6学年の各学年においては,学年別漢字配当表の当該学年までに配当されている漢字を読むこと。

 また,当該学年の前の学年までに配当されている漢字を書き,文や文章の中で使うとともに,当該学年に配当されている漢字を漸次書き,文や文章の中で使うこと。

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[第1学年]

イ 小学校学習指導要領第2章第1節国語の学年別漢字配当表(以下「学年別漢字配当表」という。)に示されている漢字に加え,その他の常用漢字のうち300字程度から400字程度までの漢字を読むこと。

 また,学年別漢字配当表の漢字のうち900字程度の漢字を書き,文や文章の中で使うこと。

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[第2学年]

ウ 第1学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字のうち350字程度から450字程度までの漢字を読むこと。

 また,学年別漢字配当表に示されている漢字を書き,文や文章の中で使うこと。

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[第3学年]

ア 第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。

 また,学年別漢字配当表に示されている漢字について,文や文章の中で使い慣れること。

ア 第2学年までに学習した常用漢字に加え,その他の常用漢字の大体を読むこと。

 また,学年別漢字配当表に示されている漢字について,文や文章の中で使い慣れること。

 漢字の読みについては,第2学年までに学習した常用漢字に加え,更に残りの常用漢字の大体を読むこととしている。

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 漢字の書きについては,第2学年までに学習した学年別漢字配当表に示している1,026字の漢字を,文や文章の中で使い慣れることを求めている。

 学年別漢字配当表に示している1,026字の漢字は,他教科等の学習や社会生活において使用することの多い漢字であり,第3学年が修了するまでに,多様な語句の形で使ったり,様々な文脈の中で使ったりすることができるようにすることが必要である。

 
 

(1)言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。

イ 理解したり表現したりするために必要な語句の量を増し,慣用句や四字熟語などについて理解を深め,話や文章の中で使うとともに,和語,漢語,外来語などを使い分けることを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。

[小学校第5学年及び第6学年]

オ 思考に関わる語句の量を増し,話や文章の中で使うとともに,語句と語句との関係,語句の構成や変化について理解し,語彙を豊かにすること。

 また,語感や言葉の使い方に対する感覚を意識して,語や語句を使うこと。

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[第1学年]

ウ 事象や行為,心情を表す語句の量を増すとともに,語句の辞書的な意味と文脈上の意味との関係に注意して話や文章の中で使うことを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。

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[第2学年]

エ 抽象的な概念を表す語句の量を増すとともに,類義語と対義語,同音異義語や多義的な意味を表す語句などについて理解し,話や文章の中で使うことを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。

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[第3学年]

イ 理解したり表現したりするために必要な語句の量を増し,慣用句や四字熟語などについて理解を深め,話や文章の中で使うとともに,和語,漢語,外来語などを使い分けることを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。

イ 理解したり表現したりするために必要な語句の量を増し,慣用句や四字熟語などについて理解を深め,話や文章の中で使うとともに,和語,漢語,外来語などを使い分けることを通して,語感を磨き語彙を豊かにすること。

 理解したり表現したりするために必要な語句の量を増すとは,

これまでの小・中学校の学習を踏まえ,義務教育修了段階である第3学年において,理解や表現に必要な様々な語句の量を増すことを求めている。

 今まで身に付けてきた多様な語句を振り返りつつ,話や文章の中でどのように使用されているか,自分が理解したり表現したりするときにどのように用いればよいかについて考えることが重要である。

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 慣用句は,

二つ以上の語が結び付いて
元の意味とは違った
特定の意味を表すもの

であり,

小学校第3学年及び第4学年において,〔知識及び技能〕の(3)「イ 長い間使われてきたことわざや慣用句,故事成語などの意味を知り,使うこと。」を示している。

 この慣用句に関する知識を一層広げ,話や文章の中で使うことを通して身に付けることを求めている。

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 四字熟語のような
熟語の学習は,
その組立てや語源などを
探るなどして,
言葉への興味・関心を高める
のにも役立つ。

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 和語,漢語,外来語の中の

和語とは
古くから日本で使われてきた語を,

漢語とは漢字の音を使った語を,

外来語とは
中国語以外の
外国語から日本語に入ってきた語

を指す。

話や文章で表現する際に,
機を捉えて
和語,漢語,外来語の使い分けを
考えるなどして,

微妙な言葉の違いについて知り,
語感を磨くことが重要である。

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 義務教育修了段階である第3学年においては,これまで学習してきた多様な語句を意識的に使用し,語感を磨き語彙を豊かにすることが重要である。

 
 

(1)言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。

ウ 話や文章の種類とその特徴について理解を深めること。

[小学校第5学年及び第6学年]

カ 文の中での語句の係り方や語順,文と文との接続の関係,話や文章の構成や展開,話や文章の種類とその特徴について理解すること。

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[第1学年]

エ 単語の類別について理解するとともに,指示する語句と接続する語句の役割について理解を深めること。

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[第2学年]

オ 単語の活用,助詞や助動詞などの働き,文の成分の順序や照応など文の構成について理解するとともに,話や文章の構成や展開について理解を深めること。

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[第3学年]

ウ 話や文章の種類とその特徴について理解を深めること。

ウ 話や文章の種類とその特徴について理解を深めること。

 話や文章の種類としては,例えば,意見,感想,記録,報告,説明,解説,提案,物語などが挙げられる。

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 小学校段階から学習してきた様々な話や文章の種類について,義務教育修了段階である第3学年で整理し,理解を深めるようにすることを求めている。

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 指導に当たっては,例えば,

〔思考力,判断力,表現力等〕の「B 書くこと」の(1)
「イ 文章の種類を選択し,多様な読み手を説得できるように論理の展開などを考えて,文章の構成を工夫すること。」,

「C 読むこと」の(1)
「ア 文章の種類を踏まえて,論理や物語の展開の仕方などを捉えること。」

などとの関連を図り,指導の効果を高めることが考えられる。

 
 

(1)言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する。

エ 敬語などの相手や場に応じた言葉遣いを理解し,適切に使うこと。

[小学校第5学年及び第6学年]

キ 日常よく使われる敬語を理解し使い慣れること。

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[第1学年]

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[第2学年]

カ 敬語の働きについて理解し,話や文章の中で使うこと。

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[第3学年]

エ 敬語などの相手や場に応じた言葉遣いを理解し,適切に使うこと。

エ 敬語などの相手や場に応じた言葉遣いを理解し,適切に使うこと。

 敬語などの相手や場に応じた言葉遣いには,

例えば,公的な場面で改まった言葉遣いをすることのほか,会話をしたり手紙を書いたりする際に相手に応じた語句を選んで用いることなどが含まれる。

 義務教育修了段階である第3学年では,相手や場に応じた言葉遣いという観点から日常の言語活動を振り返り,これらの役割について理解することが重要である。

 その際,敬語は,国語の歴史の中で一貫して重要な役割を担い続けていること,相手や周囲の人と自分との人間関係,社会関係についての気持ちを表現する役割があることについて配慮することも大切である。

 その上で,社会生活において適切に使えるようにすることが求められる。

 
 
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