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(3)日本の諸地域

 次の@からDまでの考察の仕方
 を基にして,
 空間的相互依存作用や地域
 などに着目して,
 主題を設けて
 課題を追究したり解決したりする活動
 を通して,
 以下のア及びイの事項を身に付ける
 ことができるよう指導する。

@ 自然環境を中核とした考察の仕方

A 人口や都市・村落を中核とした考察の仕方

B 産業を中核とした考察の仕方

C 交通や通信を中核とした考察の仕方

D その他の事象を中核とした考察の仕方

--------------------------------

ア 次のような知識を身に付けること。

(ア) 幾つかに区分した日本のそれぞれの地域について,その地域的特色や地域の課題を理解すること。

(イ) @からDまでの考察の仕方で取り上げた特色ある事象と,それに関連する他の事象や,そこで生ずる課題を理解すること。

--------------------------------

イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。

(ア) 日本の諸地域において,それぞれ@からDまでで扱う中核となる事象の成立条件を,地域の広がりや地域内の結び付き,人々の対応などに着目して,他の事象やそこで生ずる課題と有機的に関連付けて多面的・多角的に考察し,表現すること。

(内容の取扱い)

ウ (3)については,次のとおり取り扱うものとする。

(ア) 日本の諸地域については,国内を幾つかの地域に区分して取り上げることとし,その地域区分は,指導の観点や学校所在地の事情などを考慮して適切に決めること。

(イ) 学習する地域ごとに@からDまでの考察の仕方を一つ選択することとし,@からCまでの考察の仕方は,少なくとも一度は取り扱うこと。

 また,Dの考察の仕方は,様々な事象や事柄の中から,取り上げる地域に応じた適切なものを適宜設定すること。

(ウ) 地域の考察に当たっては,そこに暮らす人々の生活・文化,地域の伝統や歴史的な背景,地域の持続可能な社会づくりを踏まえた視点に留意すること。

 この中項目の構成,主なねらいや着目する視点などについては次のとおりである。

 この中項目は,適切に区分された日本の諸地域を,内容のCの「(2)日本の地域的特色と地域区分」の小項目で扱った事象を主要な考察の仕方として用い,具体的な地域的特色を捉えることから,ここで区分された日本の諸地域の数の項目からなる小項目で構成される。

 この中項目は,空間的相互依存作用や地域などに関わる視点に着目して,地域の特色ある地理的な事象を他の事象と関連付けて多面的・多角的に考察し,表現する力を育成することを主なねらいとしている。

 そうした学習の全体を通して,日本の諸地域の地域的特色や地域の課題とともに事象間の関係性を理解できるようにすることが求められている。

 この中項目の学習は,日本の様々な地域を地誌的に取り上げて我が国の国土に関する地理的認識を深めるものであり,小,中,高等学校の一貫性の観点から見ると,中学校社会科の地理的分野を特色付ける学習といえる。

 ただし,それぞれの地域の学習で自然の特色,産業の特色などの項目を羅列的,並列的に取り上げると,学習内容が過剰となり,学習負担が大きくなるとともに地域的特色を理解することも困難となる。

 そこで,この中項目の学習に当たっては,「@からDまでの考察の仕方」を基にして,地域の特色を端的に示す地理的な事象を選択し,それを中核として内容を構成すること,その際,中核とした地理的な事象は,他の事象とも関わり合って成り立っていることに着目して,それらを有機的に関連付けることで動態的に取り扱うこと,調べ,追究する学習活動を通して地域的特色や地域の課題を捉えるようにすることなどが大切である。

 この中項目における空間的相互依存作用に関わる視点としては,例えば,各地域で中核とした特色ある事象とそれを取り巻く他の諸事象との多様な関係性を捉えることなどが考えられる。

 また,地域に関わる視点としては,例えば,地域で異なる中核となる事象の成立条件を,地域の広がりや地域内の結び付き,人々の対応などによって捉えることなどが考えられる。

 この中項目のうち,「@ 自然環境を中核とした考察の仕方」において身に付けたい事項については次のとおりである。

 この考察の仕方で身に付けたい
「思考力,判断力,表現力等」に関わる事項として,イ(ア)
「日本の諸地域において」
自然環境を中核とした考察の仕方で
「中核となる事象の成立条件を,
地域の広がりや地域内の結び付き,
人々の対応などに着目して,
他の事象やそこで生ずる課題と
有機的に関連付けて
多面的・多角的に考察し,表現すること」
が挙げられる。

 このうち,
自然環境を中核とした考察の仕方については,
地域の地形や気候などの
自然環境に関する特色ある事象
を中核として,

それをそこに暮らす人々の
生活・文化や産業などに関する事象
と関連付け,

自然環境が
地域の人々の生活・文化や産業
などと深い関係をもっていることや,
自然災害に応じた防災対策が
地域の課題となること
などについて考察することが考えられる。

 なお,ここで
人々の生活・文化や産業などと,
などを付けて示したのは,
学習する地域の特色を捉える上で
適切な事象を
適宜選択して取り上げること
を意味している。

--------------------------------

 また,考察する内容についても,地域の課題となることなどと,などを付けて示したのは,中核とした事象と適宜選択して取り上げた事象との関連で様々な考察が可能であることを意味しており,これらは,以下のAからDまでの考察の仕方においても同様である。

 有機的に関連付けについては,
地域の特色は,
様々な事象が結び付き,
影響を及ぼし合って成り立っていること
に着目して,
地域的特色を
中核とした事象と他の事象との関連
から捉え,
その成り立ちを考察すること
を意味しており,
これも,
以下のAからDまでの考察の仕方
においても同様である。

 この中項目のうち,「A 人口や都市・村落を中核とした考察の仕方」において身に付けたい事項については次のとおりである。

 この考察の仕方で身に付けたい
「思考力,判断力,表現力等」に関わる事項として, イ(ア)
「日本の諸地域において」
人口や都市・村落を中核とした
考察の仕方で
「中核となる事象の成立条件を,
 地域の広がりや地域内の結び付き,
 人々の対応などに着目して,
 他の事象やそこで生ずる課題と
 有機的に関連付けて
 多面的・多角的に考察し,表現すること」
が挙げられる。

 このうち,
人口や都市・村落を中核とした考察の仕方については,
地域の人口の分布や動態,
都市・村落の立地や機能に関する
特色ある事象を中核として,

それをそこに暮らす人々の
生活・文化や産業などに関する事象
と関連付け,

人口や都市・村落が
地域の人々の生活・文化や産業などと
深い関係をもっていることや,
過疎・過密問題の解決が
地域の課題となること
などについて考察することが考えられる。

 この中項目のうち,「B 産業を中核とした考察の仕方」において身に付けたい事項については次のとおりである。

 この考察の仕方で身に付けたい
「思考力,判断力,表現力等」に関わる事項として,イ(ア)
「日本の諸地域において」
産業を中核とした考察の仕方で
「中核となる事象の成立条件を,
地域の広がりや地域内の結び付き,
人々の対応などに着目して,
他の事象やそこで生ずる課題と
有機的に関連付けて
多面的・多角的に考察し,表現すること」
が挙げられる。

 このうち,
産業を中核とした考察の仕方については,
地域の農業や工業などの産業
に関する特色ある事象を中核として,

それを
そこでの自然環境や交通・通信など
に関する事象と関連付け,

産業が
地域の自然環境や交通・通信などと深い関係をもっていることや,
産業の振興と環境保全の両立などの持続可能な社会づくりが
地域の課題となること
などについて考察することが考えられる。

 この中項目のうち,「C 交通や通信を中核とした考察の仕方」において身に付けたい事項については次のとおりである。

 この考察の仕方で身に付けたい
「思考力,判断力,表現力等」に関わる事項として,イ(ア)
「日本の諸地域において」
交通や通信を中核とした考察の仕方で
「中核となる事象の成立条件を,
地域の広がりや地域内の結び付き,
人々の対応などに着目して,
他の事象やそこで生ずる課題と
有機的に関連付けて
多面的・多角的に考察し,表現すること」
が挙げられる。

 このうち,
交通や通信を中核とした考察の仕方については,
地域の道路や鉄道,
航路や航空路,通信網などの
交通・通信に関する特色ある事象
を中核として,

それを
そこでの産業や人口や都市・村落など
に関する事象
と関連付け,

交通・通信が
地域の産業や人口や都市・村落などと
深い関係をもっていることや,
地域間の結び付きの整備が
地域の課題となること
などについて考察することが考えられる。

 この中項目のうち,「D その他の事象を中核とした考察の仕方」において身に付けたい事項については次のとおりである。

 この考察の仕方で身に付けたい
「思考力,判断力,表現力等」に関わる事項として,イ(ア)
「日本の諸地域において」
その他の事象を中核とした考察の仕方で
「中核となる事象の成立条件を,
 地域の広がりや地域内の結び付き,
 人々の対応などに着目して,
 他の事象やそこで生ずる課題と
 有機的に関連付けて
 多面的・多角的に考察し,表現すること」
が挙げられる。

 このうち,
その他の事象を中核とした考察の仕方については,例えば,
地域の産業,文化の歴史的背景や
開発の歴史に関する特色ある事象,
地域の環境問題や環境保全の取組,
地域の伝統的な生活・文化
に関する特色ある事象
などを中核として,
地域的特色や地域の課題を捉えることが考えられる。

 
 

 この中項目のうち,中項目を通して身に付けたい事項については,次のとおりである。

 この中項目で身に付けたい
「知識」に関わる事項として,まず,ア(ア)
「幾つかに区分した日本の
 それぞれの地域について,
 その地域的特色や地域の課題を
 理解すること」
が挙げられる。

 このうち,
幾つかに区分した日本については,例えば,
内容のCの「(2)日本の地域的特色と地域区分」の地域区分例で示した,
従前の「日本の諸地域」学習でも多用されていた,
九州,中国・四国,近畿,中部,関東,東北,北海道
といった七つ程度の地域に区分したり,
必要に応じてそれらを統合したり,
細分したりして
地域を区分することなどが考えられる。

--------------------------------

 この中項目で身に付けたい
「知識」に関わる事項として,また,ア(イ)
「@からDまでの考察の仕方で
 取り上げた特色ある事象と,
 それに関連する他の事象や,
 そこで生ずる課題を理解すること」
も挙げられる。

 このうち,
@からDまでの考察の仕方については,
従前の「日本の諸地域」の(ア)から(キ)までの考察の仕方を踏まえたこと,

内容のCの「(2)日本の地域的特色と地域区分」の
「@ 自然環境」,
「A 人口」,
「B 資源・エネルギーと産業」,
「C 交通・通信」
の四つの小項目との関連を踏まえたこと,

位置や分布,場所,
人間と自然環境との相互依存関係,
空間的相互依存作用,
地域などに着目して
社会的事象の地理的な見方・考え方を
働かせる学習を展開するのに
適した観点であること,

グローバル化,都市化,情報化
などの社会の変化に対応して,
地域の動向や課題を捉えるのに
適した観点であること

などを考慮して設定したものである。

 
 

(内容の取扱い)

ウ (3)については,次のとおり取り扱うものとする。

(ア) 日本の諸地域については,国内を幾つかの地域に区分して取り上げることとし,その地域区分は,指導の観点や学校所在地の事情などを考慮して適切に決めること。

(イ) 学習する地域ごとに@からDまでの考察の仕方を一つ選択することとし,@からCまでの考察の仕方は,少なくとも一度は取り扱うこと。

 また,Dの考察の仕方は,様々な事象や事柄の中から,取り上げる地域に応じた適切なものを適宜設定すること。

(ウ) 地域の考察に当たっては,そこに暮らす人々の生活・文化,地域の伝統や歴史的な背景,地域の持続可能な社会づくりを踏まえた視点に留意すること。

 「内容の取扱い」などに示された留意事項については,次のとおりである。

---------------------------------

 (ア)における国内を幾つかの地域に区分して取り上げることとし,その地域区分は,指導の観点や学校所在地の事情などを考慮して適切に決める(内容の取扱い)については,
内容のCの「(2)日本の地域的特色と地域区分」の学習成果を踏まえるとともに,「@からDまでの考察の仕方」に基づいて適切に地域的特色や地域の課題を追究できるよう,地域の規模や等質地域,機能地域といった地域の捉え方などに留意して地域を区分することを意味している。

 その際,地理的分野の目標は国土のすみずみまで細かく学習しなくても達成できるということに配慮し,地域区分を細分化し過ぎないようにすることが大切である。

 また,各地域を学習する順序についても,生徒の習熟度や関心,中核となる事象の捉えやすさや地域の課題の見いだしやすさなど,各学校の実態に応じて決定し,この中項目の学習を通して,我が国の国土に関する地理的認識を深めることができるようにすることが大切である。

---------------------------------

 (イ)における学習する地域ごとに@からDまでの考察の仕方を一つ選択する(内容の取扱い)については,
地域の特色を網羅的,並列的に扱うのではなく,あくまでも中核とした地理的な事象を他の事象と有機的に関連付けて追究する学習活動を展開することを意味している。

 そして,この学習活動の結果,学習した地域の特色がある程度総合的に捉えられるようにすることが大切である。

 (イ)における@からCまでの考察の仕方は,少なくとも一度は取り扱う(内容の取扱い)については,例えば,
地域を七つに区分して七つの小項目を設定し,@からCまでの考察の仕方の中のいずれかを複数回取り扱い,既習の地域の学習を参考にしたり,比較したりするなどして習熟の度合いを高めて考察できることを意味している。

 しかし,同時にこの中項目の学習が特定の「考察の仕方」に偏った学習にならないよう,@からCまでで示した全ての「考察の仕方」を一度は取り扱う必要があることを示しており,@からCまで以外の考察の仕方となるDの考察の仕方については,必ずしも設定する必要がないことも意味している。

(イ)におけるDの考察の仕方は,様々な事象や事柄の中から,取り上げる地域に応じた適切なものを適宜設定すること(内容の取扱い)については,取り上げる地域の地域的特色や地域の課題を追究する上で,適切な「考察の仕方」を適宜設定することができることを意味している。

---------------------------------

 (ウ)におけるそこに暮らす人々の生活・文化,地域の伝統や歴史的な背景,地域の持続可能な社会づくりを踏まえた視点(内容の取扱い)については,
従前の学習指導要領において中核となる考察の仕方として用いていたものである。

 これらの視点は,適切に区分された日本のいずれの地域においても関連させることができることから,@からDまでのいずれの考察の仕方においても,「関連する他の事象」として用いることが大切であることを意味している。

 この中項目で実施が想定される学習展開例は次のとおりである。

 なお,これらは,あくまでも例示であり,各学校において例示と異なる学習活動を展開することができるのは,当然である。

 
 
 例えば,区分された地域として東北地方を取り上げた場合,次のような学習展開が考えられる。

 例えば,日本を七地方に区分して東北地方を取り上げ,「A 人口や都市・村落を中核とした考察の仕方」を基に学習する場合,東北地方の人口分布や動態に着目して市町村別人口増加率を読み取ると,「なぜ仙台市周辺に人口が集中する一方で,全体的には人口が減少しているのか」といった問いを立てることができる。

 そこで,都市・村落の立地や機能に関する特色ある事象を中核として,それを,地形や気候,そこで暮らす人々の生活・文化,都市が発展した歴史的背景,産業,交通・通信網などと関連付けて,多面的・多角的に調べ,考察することが考えられる。

 これによって,例えば,都市の発展と都市圏の形成,過疎化する地域の居住環境と人々の生活の変容などを,人々の生活や産業の動向などと関連付けて課題を追究し,「仙台市周辺では,人口流入により都市化が進み,商業地域や住宅地域が形成された」,「過疎化の進む地域では,地域社会の維持や伝統的な生活・文化の継承が地域の課題となっている」などといった地域的特色や地域の課題を捉えることが考えられる。

 また,東北地方を「C 交通や通信を中核とした考察の仕方」を基に学習する場合,高速道路網や鉄道網,空港,港湾に着目すると,「東北地方では,高速道路や新幹線,空港や港湾の整備により,どのような変化が見られるのか」といった問いを立てることができる。

 そこで,交通・通信網の発達や陸運,海運など物流に関する特色ある事象を中核として,それを,物資や人々の移動の特色や変化,産業,人口や都市・村落などと関連付け,多面的・多角的に調べ,考察することが考えられる。

 これによって,例えば,

生産地と消費地の間の物資の移動,観光地の成立と観光客の移動といった物資や人々の移動の特色と,産業の動向などとを関連付けて課題を追究し,
「東北地方は食料生産が盛んな地域で,陸運や海運により全国の消費地と結び付いている」,
「高速道路網や空港,港湾の整備に伴い,他地域から訪れる観光客の訪問先が広がっている」
などといった地域間の結び付きや地域変容を捉えたり,

交通・通信網といった社会資本の存在と,人口や都市・村落の動向などとを関連付けて課題を追究し,
「高速道路のインターチェンジの建設が,都市の拡大や流通拠点の造成に影響を与えている」,
「道路や鉄道などの交通網の復旧,整備が,震災後の地域社会の復興に大きな役割を果たしている」
などといった持続可能な社会づくりに関わる課題を捉えたりする

ことが考えられる。

 
 
 また,例えば,区分された地域として九州地方と北海道地方を取り上げ,ともに「@ 自然環境を中核とした考察の仕方」を基にした場合,次のような学習展開が考えられる。

 例えば,「@ 自然環境を中核とした考察の仕方」を基に九州地方や北海道地方を取り上げる場合,「地域の自然環境と人々の生活や産業の営みには,どのような結び付きがあるのか」といった問いを立てて,それぞれの地域的特色や地域の課題を追究することが考えられる。

 その際,九州地方では,
「比較的温暖な気候で,台風の襲来による自然災害が多い」といった,
九州地方の自然環境に関する特色ある事象を中核として,
それを人々の生活や産業などに関する事象と関連付けて多面的・多角的に調べ,考察することで,
「温暖な気候を生かし果樹や花卉(き)栽培を営む農業の工夫がある」,
「豊かな自然を残す離島や山間などの景勝地に,多くの観光客が訪れている」,
「台風や集中豪雨に対する防災対策が地域の課題になっている」
などといった,地域的特色や地域の課題を捉えることができる。

 また,その九州地方の学習の上に北海道地方の学習を行う場合,
「寒冷な気候で,泥炭地などのやせた土壌が広がっている」といった,
九州地方とは異なる特色のある事象を中核として,

それを例えば,寒冷な気候に対応した建物や道路などからうかがえる人々の生活や,土地改良や品種改良などの工夫が重ねられてきた農牧業の様子などと関連付けたり,また,

アイヌの人々の言葉に起源をもつ地名を導入に北海道開発の歴史的背景などとも関連付けたりして,

九州地方と比較しつつ多面的・多角的に調べ,考察することで,
「冷涼な気候や土壌へ働きかけ開発に努力した人々の営みにより,我が国有数の食料生産地域になった」,
「寒冷な気候を克服したり寒冷な気候を生かしたりした地域の在り方が地域の課題となっている」などといった,
地域的特色や地域の課題を捉えることも考えられる。

 
 
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