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中学校 学習指導要領 【解説】 |
社会編 |
第2章 社会科の目標及び内容 |
第2節 各分野の目標及び内容 |
3 公民的分野の目標,内容及び内容の取扱い |
(2)内容 |
B 私たちと経済 |
この大項目は,主として 個人,企業及び国や地方公共団体の 消費生活を中心に経済活動の意義, 個人や企業の 社会資本の整備, 財政及び租税の役割について などを主なねらいとしている。 -------------------------------- 特に, 経済活動が -------------------------------- また,内容のAの 対立と合意, などに着目したり関連付けたりして, さらに, |
以上のねらいに基づき,この大項目における二つの中項目は,次のような観点から内容が構成されている。 「(1)市場の働きと経済」では,経済活動の意義について消費生活を中心に理解できるようにするとともに,価格の決まり方や資源の配分についての理解を基に市場経済の基本的な考え方について理解できるようにする。 また,現代の生産や金融などの仕組みや働きなどを理解できるようにするとともに,個人や企業の経済活動における役割と責任,社会生活における職業の意義と役割及び雇用と労働条件の改善について多面的・多角的に考察し,表現できるようにする。 「(2)国民の生活と政府の役割」では,社会資本の整備,公害の防止など環境の保全,少子高齢社会における社会保障の充実・安定化,消費者の保護について,それらの意義の理解を基に,国や地方公共団体に任せた方が効率的であったり公正であったりする問題や,市場の働きに任せたままでは解決が難しかったりする問題に関して,国や地方公共団体が果たす役割について多面的・多角的に考察,構想し,表現できるようにする。 また,財政及び租税の意義,国民の納税の義務についての理解を基に,財源の確保と配分という観点から財政及び租税の役割について多面的・多角的に考察し,表現できるようにする。 |
以上のような大項目のねらいと内容構成の趣旨を踏まえ,現実の経済に対する関心を高め,身近で具体的な事例を取り上げて学習を展開し,経済に関する課題を解決しようとする態度を養っていくことが大切である。 その際,「分野の内容に関係する専門家や関係諸機関などと円滑な連携・協働を図り,社会との関わりを意識した課題を追究したり解決したりする活動を充実させること」(内容の取扱い)が大切である。 |
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