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中学校 学習指導要領 【解説】 |
数学編 |
第2章 数学科の目標及び内容 |
第2節 数学科の内容 |
2 各領域の内容の概観 |
〔数学的活動〕 |
(2) 指導内容の概観 |
小学校算数科においても,数学的活動を通して指導することを重視している。 中学校数学科ではこうした経験を基にして,生徒が数学的活動に主体的に取り組むことを一層重視していく。 -------------------------------- 数学的活動には,数学的な問題発見・解決の過程に位置付く「日常の事象や社会の事象」及び「数学の事象」を対象とした問題解決の活動がある。 これらは,数学外の世界と数学を結び付け,数学を生かして考察したり,数や図形の性質などを見いだし,発展させたりする上で重要である。 また,これらの活動がより洗練されたものに高められたり,そこで見いだされた問題意識や検討の成果を共有したりするためには,数学的な表現を用いて説明し伝え合う活動が必要不可欠である。 したがって,数学的な表現を用いて説明し伝え合う活動は,上述の二つの活動と一体のものとして扱われる必要がある。 -------------------------------- このような考えに基づいて,以下に示す@からBの活動を中学校数学科における数学的活動の典型例として内容に位置付け,各学年とも,これらに取り組む機会を設けるものとした。 したがって,各学年の内容の指導に当たって,以下に示す@からBの活動のうち行われないものがないようにすることが必要である。 〔数学的活動〕に取り組む際には,全体としての流れを大切にするとともに,単元など内容や時間のまとまりを見通して,その中で,どの活動に重点を置いて指導するのかを計画することも重要である。 -------------------------------- なお,〔数学的活動〕の内容が第1学年と第2,3学年で異なるのは,生徒の発達の段階や学習の状況,各学年で指導する四つの領域の内容との関係を考慮し,その高まりや広がりを表したものである。 |
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