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中学校 学習指導要領 【解説】 |
道徳編 |
第2章 道徳教育の目標 |
第2節 道徳科の目標 |
中学校 学習指導要領 【本文】 |
「第3章 特別の教科 道徳」の 「第1 目標」 |
第1章総則の第1の2の(2)に示す道徳教育の目標に基づき,よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため,道徳的諸価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を広い視野から多面的・多角的に考え,人間としての生き方についての考えを深める学習を通して,道徳的な判断力,心情,実践意欲と態度を育てる。 |
中学校 学習指導要領 【解説】 |
道徳科が目指すものは,学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の目標と同様によりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことである。 その中で,道徳科が学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の要としての役割を果たすことができるよう,計画的,発展的な指導を行うことが重要である。 特に,各教科,総合的な学習の時間及び特別活動における道徳教育としては取り扱う機会が十分でない道徳的価値に関わる指導を補うことや,生徒や学校の実態等を踏まえて指導をより一層深めること,相互の関連を捉え直したり発展させたりすることに留意して指導することが求められる。 道徳教育の要となる道徳科の目標は,道徳性を養うために重視すべきより具体的な資質・能力とは何かを明確にし,生徒の発達の段階を踏まえて計画的な指導を充実する観点から規定されたものである。 その際,道徳的価値や人間としての生き方についての自覚を深め,道徳的実践につなげていくことができるようにすることが求められる。 -------------------------------- また,各教科,総合的な学習の時間及び特別活動では,それぞれの目標に基づいて教育活動が行われる。 これら各教科等で行われる道徳教育は,それぞれの特質に応じた計画によってなされるものであり,道徳的価値の全体にわたって行われるものではない。 このことに留意し,道徳教育の要である道徳科の目標と特質を捉えることが大切である。 -------------------------------- なお,道徳科の授業では,特定の価値観を生徒に押し付けたり,主体性をもたずに言われるままに行動するよう指導したりすることは,道徳教育の目指す方向の対極にあるものと言わなければならない。 多様な価値観の,時に対立がある場合を含めて,自立した個人として,また,国家・社会の形成者としてよりよく生きるために道徳的価値に向き合い,いかに生きるべきかを自ら考え続ける姿勢こそ道徳教育が求めるものである。 |
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