各学校においては,生徒や学校の実態などを考慮し目標を設定し,重点的指導を工夫することが大切である。
重点的指導とは,各内容項目の充実を図る中で,各学校として更に重点的に指導したい内容項目をその中から選び,多様な指導を工夫することによって,内容項目全体の指導を一層効果的に行うことである。
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道徳科においては,内容項目について3学年間を見通した重点的指導を工夫することが大切である。
そのためには,道徳科の年間指導計画の作成において,当該の内容項目全体の指導を考慮しながら,重点的に指導しようとする内容項目についての扱いを工夫しなければならない。
例えば,その内容項目に関する指導について年間の授業時数を多く取ることや,一つの内容項目を何回かに分けて指導すること,幾つかの内容項目を関連付けて指導することなどが考えられる。
このような工夫を通して,より生徒の実態に応じた適切な指導を行う必要がある。 |