cosnavi.jp |
中学校 学習指導要領 【解説】 |
道徳編 |
第4章 指導計画の作成と内容の取扱い |
第1節 指導計画作成上の配慮事項 |
2 年間指導計画の意義と内容 |
(1) 年間指導計画の意義 |
年間指導計画は,道徳科の指導が,道徳教育の全体計画に基づき,各教科等の年間指導計画との関連をもちながら,生徒の発達の段階に即して計画的,発展的に行われるように組織された全学年にわたる年間の指導計画である。 具体的には,道徳科において指導しようとする内容について,学校独自の重点内容項目や生徒の実態や多様な指導方法等を考慮して,学年ごとに主題を構成し,この主題を年間にわたって適切に位置付け,配列し,学習指導過程等を示すなど授業を円滑に行うことができるように示したものである。 -------------------------------- なお,道徳科の主題は,指導を行うに当たって,何をねらいとし,どのように教材を活用するかを構想する指導のまとまりを示すものであり,「ねらい」とそれを達成するための教材によって構成される。 |
このような年間指導計画は,特に次の諸点において重要な意義をもっている。 -------------------------------- ア 3学年間を見通した計画的,発展的な指導を可能にする生徒,学校及び地域の実態に応じて,年間にわたり,また3学年間を見通した重点的な指導や内容項目間の関連を図った指導を可能にする。 -------------------------------- イ 個々の学級において,道徳科の学習指導案を立案するよりどころとなる道徳科の授業は年間指導計画に基づいて実施することが基本であり,個々の学級の生徒の実態に合わせて,年間指導計画における主題の構想を具体化し,学習指導案を具体的に考える際のよりどころとなる。 -------------------------------- ウ 学級相互,学年相互の教師間の研修などの手掛かりとなる年間指導計画を踏まえて授業前に指導方法等を検討したり,情報を交換したり,授業を実際に参観し合ったりするときの基本的な情報として生かすことができる。 |
関連場所へジャンプ |
→ 中学校道徳編 目次 |
→ 小学校道徳編 目次 |
→ 中学校学習指導要領(2017)目次 |
→ 学習指導要領ナビ トップページ |