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中学校 学習指導要領 【解説】 |
道徳編 |
第4章 指導計画の作成と内容の取扱い |
第3節 指導の配慮事項 |
2 道徳科の特質を生かした計画的・発展的な指導 |
中学校 学習指導要領 【本文】 |
「第3章 特別の教科 道徳」の 「第3 指導計画の作成と内容の取扱い」の2 |
(2) 道徳科が学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の要としての役割を果たすことができるよう,計画的・発展的な指導を行うこと。 特に,各教科,総合的な学習の時間及び特別活動における道徳教育としては取り扱う機会が十分でない内容項目に関わる指導を補うことや,生徒や学校の実態等を踏まえて指導をより一層深めること,内容項目の相互の関連を捉え直したり発展させたりすることに留意すること。 |
中学校 学習指導要領 【解説】 |
道徳科の特質は,学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の要として,道徳的諸価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を広い視野から多面的・多角的に考え,人間としての生き方についての自覚を深める学習を通して道徳性を養うことである。 -------------------------------- 各教科等で行う道徳教育は,全体計画によって計画的に行うものもあれば,生徒の日々の教育活動の中で見られる具体的な行動の指導を通して対処的に行うものもある。 各教科等で行う道徳教育は,それぞれの特質に応じた計画によってなされるものであり,22の内容項目を自分のこととして学び,深めるためには十分とは言えない。 このことに留意し,道徳教育の要である道徳科の目標と特質を捉えることが大切である。 道徳科の指導は,学校の道徳教育の目標に向かって,教育活動全体を通じて行う道徳教育との関連を図りながら計画的・発展的に行うものである。 |
(1) 計画的・発展的に指導する |
道徳科の大きな特徴は,学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育との関連を明確にして,生徒の発達の段階に即しながら,「第3章 特別の教科 道徳」の「第2 内容」に示された道徳的諸価値が含まれた内容を全体にわたって計画的,発展的に指導するところにある。 そのためには,学校が,地域や学校の実態及び,学年が進むに従い学習や多様な体験を重ね,複雑な思考が可能になっていく生徒の発達の段階や特性を考慮し,教師の創意工夫を加えて,人格の形成に不可欠である「第2 内容」の全てについて確実に指導することができる見通しのある年間指導計画を作成し,継続して指導する必要がある。 |
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