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中学校 学習指導要領 【解説】 |
総合的な学習の時間編 |
第1章 総説 |
2 総合的な学習の時間改訂の趣旨及び要点 |
(1) 改訂の趣旨 |
中央教育審議会答申において,学習指導要領等改訂の基本的な方向性が示されるとともに,各教科等における改訂の具体的な方向性も示された。 今回の総合的な学習の時間の改訂は,これらを踏まえて行われたものである。 -------------------------------- 総合的な学習の時間は, 学校が 教科等の枠を超えた 同時に, が重要であるとしてきた。
特に, 「@課題の設定 →A情報の収集 →B整理・分析 →Cまとめ・表現」 の探究のプロセスを明示し,
全国学力・学習状況調査の 総合的な学習の時間で 探究的な学習活動に などが明らかになっている。
また, OECDが実施する -------------------------------- その上で,課題と更なる期待として,以下の点が示された。 -------------------------------- ・ 総合的な学習の時間を通してどのような資質・能力を育成するのかということや,総合的な学習の時間と各教科等との関連を明らかにするということについては学校により差がある。 これまで以上に総合的な学習の時間と各教科等の相互の関わりを意識しながら,学校全体で育てたい資質・能力に対応したカリキュラム・マネジメントが行われるようにすることが求められている。 -------------------------------- ・ 探究のプロセスの中でも「整理・分析」,「まとめ・表現」に対する取組が十分ではないという課題がある。 探究のプロセスを通じた一人一人の資質・能力の向上をより一層意識することが求められる。 |
B 学習内容,学習指導の改善・充実 |
・ 各学校は総合的な学習の時間の目標を実現するにふさわしい探究課題を設定するとともに,探究課題の解決を通して育成を目指す具体的な資質・能力を設定するよう改善した。 -------------------------------- ・ 探究的な学習の中で,各教科等で育成する資質・能力を相互に関連付け,実社会・実生活の中で総合的に活用できるものとなるよう改善した。 -------------------------------- ・ 教科等を越えた 課題を探究する中で, 言語により分析し, コンピュータ等を活用して, が行われるように示した。 -------------------------------- ・ 自然体験やボランティア活動などの体験活動,地域の教材や学習環境を積極的に取り入れること等は引き続き重視することを示した。 |
中学校 学習指導要領 【解説】 |
なお,本解説では,第2章から第4章までは,学習指導要領の文言を基にした解説を行う。 第5章から第9章までは,第4章までの内容を踏まえた上で,各学校における指導計画の作成,教育活動の実施に当たっての基本的な考え方やポイントを,その手順や方法,具体例などを交えて解説する。 |
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