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中学校 学習指導要領 【解説】 |
総合的な学習の時間編 |
第4章 指導計画の作成と内容の取扱い |
第1節 指導計画の作成に当たっての配慮事項 |
1 指導計画作成上の配慮事項 |
(1) 主体的・対話的で深い学びの実現 |
中学校 学習指導要領 【本文】 |
1 指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。 (1) 年間や,単元など内容や時間のまとまりを見通して,その中で育む資質・能力の育成に向けて,生徒の主体的・対話的で深い学びの実現を図るようにすること。 その際,生徒や学校,地域の実態等に応じて,生徒が探究的な見方・考え方を働かせ,教科等の枠を超えた横断的・総合的な学習や生徒の興味・関心等に基づく学習を行うなど創意工夫を生かした教育活動の充実を図ること。 |
中学校 学習指導要領 【解説】 |
本項は, 生徒の 総合的な学習の時間の特質に応じて, -------------------------------- 総合的な学習の時間の指導 (1) 「知識及び技能」が習得されること, (2) 「思考力,判断力,表現力等」 (3) 「学びに向かう力,人間性等」 が偏りなく実現されるよう, -------------------------------- 生徒に そのような 生徒や学校の実態, -------------------------------- 主体的・対話的で深い学びは,
単元など内容や時間のまとまりの中で, 主体的に学習に取り組めるよう 対話によって 学びの深まりをつくりだすために,
また, 単元のまとまりを見通した学習 |
主体的・対話的で深い学びの実現 特に「深い学び」の視点に関して,
各教科等の特質に応じた 習得・活用・探究という学びの過程 より質の高い深い学びにつなげること -------------------------------- 総合的な学習の時間の第1の目標に示された「よりよく課題を解決し,自己の生き方を考えていくための資質・能力」は,年間や,単元など内容や時間のまとまりを見通した授業の積み重ねによって総合的に育成されていく。 -------------------------------- 「資質・能力」の育成のためには,
探究の過程 (@課題の設定 →A情報の収集 →B整理・分析 →Cまとめ・表現) を充実させるとともに, その過程において, 創意工夫を生かした教育活動を
このことは, -------------------------------- その際, こうした 各教科等で身に付けた -------------------------------- したがって, |
創意工夫を生かすとは, 生徒や学校,地域の実態に応じて, -------------------------------- ここで求められる実態とは,この時間の学習活動を適切に行うために十分考慮すべき実態のことである。 生徒の実態とは,知的な側面,情意的な側面,身体的な側面などに関する生徒の実際の姿とこれまでの経験などが考えられる。 学校の実態とは,生徒数や学級数などの学校の規模,職員数や職員構成,校内環境や学校の風土や伝統,教育研究の積み重ねなどが考えられる。 地域の実態としては,学校が設置されている地域の山や川などの自然環境,町やそこにある機関,歴史や文化などの社会環境,そこに住む人やその営み,思いや願いなどの人的環境などが考えられる。 -------------------------------- 例えば,学校の周辺に豊かな森林が広がる小規模の学校では,森や林を取り上げ,環境や資源,産業や経済,歴史や文化,地域の将来などに関する学習活動を展開する場合がある。 そこでは,小規模校のよさを生かした異学年のグループでの調査活動や全校体制での討論会などの学習活動を行うなどが考えられる。 また,町の中心部に位置し行政施設や商店街などを周辺に抱える学校では,町づくりや防災などに関する学習活動を展開する場合がある。 そこでは,地域の活性化に取り組む人々や組織などからの協力を得て,地域における自己の生き方との関わりで考え,地域の一員として地域社会で行動していこうとするなどの取組が考えられる。 このように各学校においては,地域や学校,生徒の実態を的確に把握し,それらの要素を複合的に関連付け,各学校の生徒にとって必要であると考えられる教育活動を展開していかなければならない。 -------------------------------- なお,特色ある教育活動の創造につなげていくためにも,地域の実態把握が欠かせない。 教師自らが地域を探索したりフィールド調査をしたり,実際に見たり聞いたりして,地域と関わることが望まれる。 また,生徒の実態把握に関しては,教科担任や部活動顧問などの他の教師,保護者,生徒自身に対する様々な観点からの実態調査に加えて,生徒に関わることの多い地域の人や専門家からの情報を集めることも有効である。 |
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