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中学校 学習指導要領 【解説】 |
総合的な学習の時間編 |
第5章 総合的な学習の時間の指導計画の作成 |
本章から第9章までにおいては,各学校で定めた目標及び内容を適切に実施していくための全体計画の作成,年間指導計画や単元計画の作成,評価の在り方,学習指導の進め方,指導体制の整備等について,その基本的な考え方やポイントを,手順や方法,具体例などを交えて解説する。 各学校においては,本章以降を参考にして,これまでの取組を見直すとともに,具体的な改善を進めることが期待される。 |
第1節 総合的な学習の時間における指導計画 |
1 指導計画の要素 |
教育課程には,その学校における教育活動の計画が,全領域,全学年にわたって記される。 指導計画とは,この教育課程の部分計画であり,例えば,第1学年の指導計画,国語科の指導計画,4月の指導計画といった具合に,教育課程を構成する特定の部分について,その教育活動の計画を必要に応じて示したものである。 総合的な学習の時間も教育課程を構成する一部であるため,その指導計画は当然必要である。 第3の1の(2)では, -------------------------------- この記述にあるように,総合的な学習の時間の指導計画の作成に際しては,以下の六つについて考える必要がある。 -------------------------------- (1) この時間を通してその実現を目指す「目標」。 -------------------------------- (2) 「目標を実現するにふさわしい探究課題」及び「探究課題の解決を通して育成を目指す具体的な資質・能力」からなる「内容」。 -------------------------------- (3) 「内容」との関わりにおいて実際に生徒が行う「学習活動」 これは,実際の指導計画においては,生徒にとって意味のある課題の解決や探究的な学習活動のまとまりとしての「単元」,さらにそれらを配列し,組織した「年間指導計画」として示される。 -------------------------------- (4) 「学習活動」を適切に実施する際に必要とされる「指導方法」。 -------------------------------- (5) 「学習の評価」。 これには,生徒の学習状況の評価,教師の学習指導の評価,(1)〜(4)の適切さを吟味する指導計画の評価が含まれる。 -------------------------------- (6) (1)〜(5)の計画,実施を適切に推進するための「指導体制」。 -------------------------------- 本章以下では,本解説第4章までを踏まえ,各学校においてどのように指導計画の作成を進めていくべきかについて,これら六つの事項に即して,より具体的,実践的に解説を加えていく。 その際,(1),(2)については本章で,(3)については第6章で,(4)については第7章で,(5)については第8章で,(6)については第9章で主に解説する。 |
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