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 本解説第3章でも述べた通り,
 この時間の内容は,
 「目標を実現するにふさわしい
  探究課題

 及び
 「探究課題の解決を通して
  育成を目指す
  具体的な資質・能力

 を各学校が定める。

 つまり,
 「何を学ぶか」と
 それを通して
 「どのようなことができるようになるか」
 ということを
 各学校が具体的に設定する

 ということであり,
 他教科等にない
 大きな特徴の一つ
である。

 

 このことは
 これまでの
 総合的な学習の時間の考え方を
 転換するものではないが,

 今回の改訂全体として,
 「何ができるようになるか
  (育成を目指す資質・能力)

 と,
 そのために
 「何を学ぶか(学習の内容)」と
 「どのように学ぶか(学習方法)
 のいずれもが重要であること
 を明示したことを受け,

 総合的な学習の時間の内容の設定
 においても
 その趣旨を明確にしたものである。

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 各学校が設定する内容は,
 探究課題として
 どのような対象と関わり,
 その探究課題の解決を通して,
 どのような資質・能力を育成するのか

 を記述する。

 このように,
 両者は互いに関係していると同時に,
 両者がそろって初めて,
 各学校が定める目標の実現に向けて
 指導計画は適切に機能する。

 
 
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