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中学校 学習指導要領 【解説】 |
総合的な学習の時間編 |
第5章 総合的な学習の時間の指導計画の作成 |
第3節 各学校が定める内容とは |
4 考えるための技法の活用 |
本解説第4章で解説したように,今回の改訂では,「探究的な学習の過程においては,他者と協働して問題を解決しようとする学習活動や,言語により分析し,まとめたり表現したりするなどの学習活動が行われるようにすること。 その際,例えば,比較する,分類する,関連付けるなどの考えるための技法が活用されるようにすること。」とした。 本項では,この「考えるための技法」の活用について,その意義と具体的な例を紹介する。 |
総合的な学習の時間において, -------------------------------- 一つ目は, 情報の整理・分析においては, 「考えるための技法」は, -------------------------------- 二つ目は, 「考えるための技法」を使って -------------------------------- 三つ目は, 各教科等を越えた 各教科等で学んだ資質・能力を という意義である。 「考えるための技法」を 各教科等と |
○ 順序付ける ・ 複数の対象について,ある視点や条件に沿って対象を並び替える。 -------------------------------- ○ 比較する ・ 複数の対象について,ある視点から共通点や相違点を明らかにする。 -------------------------------- ○ 分類する ・ 複数の対象について,ある視点から共通点のあるもの同士をまとめる。 -------------------------------- ○ 関連付ける ・ 複数の対象がどのような関係にあるかを見付ける。 ・ ある対象に関係するものを見付けて増やしていく。 -------------------------------- ○ 多面的に見る・多角的に見る ・ 対象のもつ複数の性質に着目したり,対象を異なる複数の角度から捉えたりする。 -------------------------------- ○ 理由付ける(原因や根拠を見付ける) ・ 対象の理由や原因,根拠を見付けたり予想したりする。 -------------------------------- ○ 見通す(結果を予想する) ・ 見通しを立てる。 -------------------------------- ○ 具体化する(個別化する,分解する) ・ 対象に関する上位概念・規則に当てはまる具体例を挙げたり,対象を構成する下位概念や要素に分けたりする。 -------------------------------- ○ 抽象化する(一般化する,統合する) ・ 対象に関する上位概念や法則を挙げたり,複数の対象を一つにまとめたりする。 -------------------------------- ○ 構造化する ・ 考えを構造的(網構造・層構造など)に整理する。 |
これらの「考えるための技法」により 複数の軸で順序付け, より多様な関連や様々な性質に 対象がもつ 「考えるための技法」を用いて
特に, 最初は教師が 生徒の習熟の状況に応じて,
このように, 総合的な学習の時間が, -------------------------------- これらの「考えるための技法」を 例えば, 共通する性質を見いだすことは 「分類する」については, また, -------------------------------- このように 生徒の思考を助けるために 「考えるための技法」を -------------------------------- 一つには, 抽象的な情報を扱うことが 各学校の中で, -------------------------------- 二つには, 紙などで可視化することにより, -------------------------------- 三つには, 一人一人の生徒の思考の過程を -------------------------------- あわせて, 「考えるための技法」を使うことを 活用の目的を意識しなければ, 学習の過程において, 「考えるための技法」を用いて |
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