cosnavi.jp

 国語科の内容は,
〔知識及び技能〕及び
〔思考力,判断力,表現力等〕
から構成している。

 今回の改訂では,

国語科において
育成を目指す資質・能力を
「知識及び技能」,
「思考力,判断力,表現力等」,
「学びに向かう力,人間性等」
の三つの柱で整理し,

そのうち

「知識及び技能」の内容を
〔知識及び技能〕として,

「思考力,判断力,表現力等」の内容を
〔思考力,判断力,表現力等〕として

示している。

 なお,
「学びに向かう力,人間性等」
の内容については,
教科及び学年等の目標において
まとめて示すこととし,
内容において示すことはしていない。

〔知識及び技能〕の内容は,

「(1)言葉の特徴や使い方に関する事項」,

「(2)情報の扱い方に関する事項」,

「(3)我が国の言語文化に関する事項」

から構成している。

〔思考力,判断力,表現力等〕の内容は,

「A 話すこと・聞くこと」,
「B 書くこと」及び
「C 読むこと」

からなる3領域の構成を維持しながら,

(1)に指導事項を,
(2)に言語活動例を
それぞれ示すとともに,

(1)指導事項については,
学習過程を一層明確にして示している。

 したがって,
(2)に示している言語活動例を参考に,
児童の発達や学習の状況
に応じて設定した言語活動
を通して,
(1)の指導事項を指導することは,
これまでと同様である。

 なお,
資質・能力の三つの柱は
相互に関連し合い,
一体となって働くこと
が重要である。

 このため,

この内容の構成が,

〔知識及び技能〕と
〔思考力,判断力,表現力等〕を
別々に分けて育成したり,

〔知識及び技能〕を習得してから
〔思考力,判断力,表現力等〕を
身に付ける
といった
順序性をもって育成したりする

ことを示すものではないことに
留意する必要がある。

 
 
→ 小学校国語編 目次
→ 中学校国語編 目次
→ 小学校学習指導要領(2017)目次
→ 学習指導要領ナビ
トップページ