イ 情報と情報との関係付けの仕方,図などによる語句と語句との関係の表し方を理解し使うこと。
第3学年及び第4学年のイを受けて,情報と情報との関係付けの仕方や語句と語句との関係の表し方を理解し使うことを示している。
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情報と情報との関係付けの仕方としては,例えば,
複雑な事柄などを分解して捉えたり,
多様な内容や別々の要素などを
まとめたり,
類似する点を基にして
他のことを類推したり,
一定のきまりを基に
順序立てて系統化したりすること
などが挙げられる。
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図などによる語句と語句との関係の表し方とは,
複数の語句を丸や四角で囲んだり,
語句と語句を線でつないだりするなど,
図示することによって
情報を整理すること
を指している。
図示などにより
語句と語句との関係を表すこと
を通して,
考えをより明確なものにしたり,
思考をまとめたりする
ことができること
を理解することが重要である。
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指導に当たっては,例えば,〔思考力,判断力,表現力等〕の「A 話すこと・聞くこと」の(1)アやイ,「B 書くこと」の(1)アやイなどの材料を集めて整理したり,構成を検討したりすることに関する指導事項,「A 話すこと・聞くこと」の(1)エ,「C 読むこと」の(1)アやウなどの構造と内容を把握し精査・解釈することに関する指導事項との関連を図り,指導の効果を高めることが考えられる。 |