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ア 次のような知識及び技能を身に付けること。

(カ) キリスト教の伝来,織田・豊臣の天下統一を手掛かりに,戦国の世が統一されたことを理解すること。

(シ) 遺跡や文化財,地図や年表などの資料で調べ,まとめること。

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イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。

(ア) 世の中の様子,人物の働きや代表的な文化遺産などに着目して,我が国の歴史上の主な事象を捉え,我が国の歴史の展開を考えるとともに,歴史を学ぶ意味を考え,表現すること。

 この内容は,戦国大名の群雄割拠の状態から,豊臣秀吉が全国統一をした頃までの学習で身に付ける事項を示している。

 ここでは,キリスト教の伝来,織田・豊臣の天下統一の二つの事象を取り上げる。

 
 
 アは,「知識及び技能」に関わる事項である。

 アの(カ)は,知識に関わる事項である。

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 キリスト教の伝来については,

ザビエルによってキリスト教が伝えられ我が国に広がったことなどが分かることである。

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 織田・豊臣の天下統一については,

ポルトガル人によって日本に伝えられた鉄砲を多用するなどして織田信長が短い期間に領地を拡大したこと,豊臣秀吉が検地や刀狩などの政策を行ったことなどが分かることである。

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 これらのことを手掛かりに,群雄割拠の状態から戦国の世が統一されたことを理解できるようにする。

 アの(シ)は,技能に関わる事項である。

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 例えば,キリスト教の伝来の様子を世界地図などの資料で調べたり,織田信長と豊臣秀吉の働きを比べたり結び付けたりして調べ,年表にまとめることが考えられる。

 ここでは,複数の人物の業績に関する情報を比べたり結び付けたりしながら読み取る技能,調べたことを年表などに適切に整理する技能を身に付けるようにすることが大切である。

 
 

 イの(ア)は,「思考力,判断力,表現力等」に関わる事項である。

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 ここでは,社会的事象の見方・考え方を働かせ,例えば,当時の世の中はどのような様子だったか,織田信長や豊臣秀吉らはどのようにして力を伸ばしたか,どのような政策を進めたかなどの問いを設けて,ザビエルが日本にキリスト教を伝えたことや,織田信長が勢力を伸ばした様子,豊臣秀吉が検地や刀狩りなどの政策を進め天下を統一した様子について調べ,これらの事象を関連付けたり総合したりして,戦国の世の統一に果たした織田信長,豊臣秀吉の役割を考え,文章で記述したり説明したりすることが考えられる。

 実際の指導に当たっては,例えば,戦い方を工夫しながら勢力を伸ばした織田信長による天下統一への様子を調べる学習,検地や刀狩の資料から豊臣秀吉の政策の意図を考える学習,取り上げた人物のエピソードから業績を考える学習などが考えられる。

 また,キリスト教の伝来などを扱う際に,地図などを用いて,我が国の歴史上の事象をより広い視野から捉えることができるよう配慮することが大切である。

 
 
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