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 この領域のねらいは,次の三つに整理することができる。

・ 目的に応じてデータを集めて分類整理し,適切なグラフに表したり,代表値などを求めたりするとともに,統計的な問題解決の方法について知ること

・ データのもつ特徴や傾向を把握し,問題に対して自分なりの結論を出したり,その結論の妥当性について批判的に考察したりすること

・ 統計的な問題解決のよさに気付き,データやその分析結果を生活や学習に活用しようとする態度を身に付けること

 
 

 この領域で働かせる数学的な見方・考え方に着目して内容を整理すると,次の二つにまとめることができる。

@ 目的に応じてデータを収集,分類整理し,結果を適切に表現すること

A 統計データの特徴を読み取り判断すること

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 以下の表は,これらの観点から,各学年の内容を整理したものである。

 
 

数学的な見方・考え方

・ 日常生活の問題解決のために,データの特徴と傾向などに着目して捉え,根拠を基に筋道を立てて考えたり,統合的・発展的に考えたりすること

【第1学年】

・ データの個数への着目

・ 絵や図

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【第2学年】

・ データを整理する観点への着目

・ 簡単な表

・ 簡単なグラフ

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【第3学年】

・ 日時の観点や場所の観点などからデータを分類整理

・ 表

・ 棒グラフ

・ 見いだしたことを表現する

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【第4学年】

・ 目的に応じたデータの収集と分類整理

・ 適切なグラフの選択

・ 二次元の表

・ 折れ線グラフ

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【第5学年】

・ 統計的な問題解決の方法

・ 円グラフや帯グラフ

・ 測定値の平均

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【第6学年】

・ 統計的な問題解決の方法

・ 代表値

・ ドットプロット

・ 度数分布を表す表やグラフ

・ 起こり得る場合の数

【第1学年】

・ 身の回りの事象の特徴についての把握

・ 絵や図

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【第2学年】

・ 身の回りの事象についての考察

・ 簡単な表

・ 簡単なグラフ

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【第3学年】

・ 身の回りの事象についての考察

・ 表

・ 棒グラフ

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【第4学年】

・ 結論についての考察

・ 二次元の表

・ 折れ線グラフ

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【第5学年】

・ 結論についての多面的な考察

・ 円グラフや帯グラフ

・ 測定値の平均

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【第6学年】

・ 結論の妥当性についての批判的な考察

・ 代表値

・ ドットプロット

・ 度数分布を表す表やグラフ

・ 起こり得る場合の数

 
 
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