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小学校 学習指導要領 【解説】 |
算数編 |
第3章 各学年の内容 |
第1節 第1学年の目標及び内容 |
2 第1学年の内容 |
B 図形 |
B(1)図形についての理解の基礎 |
小学校 学習指導要領 【本文】 |
(1) 身の回りにあるものの形に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 -------------------------------- ア 次のような知識及び技能を身に付けること。 (ア) ものの形を認め,形の特徴を知ること。 (イ) 具体物を用いて形を作ったり分解したりすること。 (ウ) 前後,左右,上下など方向や位置についての言葉を用いて,ものの位置を表すこと。 -------------------------------- イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。 (ア) ものの形に着目し,身の回りにあるものの特徴を捉えたり,具体的な操作を通して形の構成について考えたりすること。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
具体物を操作しながら図形に関わりをもつとともに算数に関心をもつ活動を行うことにより,積み木や箱などを積んだり並べたりすることや,折り紙を折ったり重ね合わせたり比べたりすることなどの児童の日常生活や学校生活の場面と算数の学習をつなげていくことが大切である。 -------------------------------- 第1学年では,これを踏まえて,身の回りにあるものの形を観察や構成の対象とし,形を見付けたり,形作りをしたりする活動を重視するとともに,構成や分解の様子を,言葉を使って表すことを指導する。 これらの活動を通して,次第に,ものの色,大きさ,位置や材質を捨象して,形を認め,形の特徴について捉えることができるようにする。 同時に,形について学ぶことの楽しさを感じる経験を通して,図形に対する関心を喚起し,感覚を豊かなものとする。 -------------------------------- ここで育成される資質・能力は,第2学年での三角形,四角形などの考察に生かされるものである。 |
(ウ) 方向やものの位置 |
方向や位置に関する言葉には,前後,左右,上下などの方向を表すものと,一番前や何番目,真ん中などの位置を表すものがある。 これらを用いる際には一定のものを基準として表現する必要があることを児童が理解することが大切である。 -------------------------------- 例えば,教室の中の二つのものの位置関係を表すために,「壁に掛かっている時計は時間割の上にある」や「自分から見て,黒板の左にテレビがある」というように表すことができるようにする。 この学習では,実際に児童が一列に並ぶ体験や具体物を並べる活動を取り入れることで,方向や位置を実感的に捉えられるようにする。 |
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