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小学校 学習指導要領 【解説】 |
算数編 |
第3章 各学年の内容 |
第3節 第3学年の目標及び内容 |
2 第3学年の内容 |
C 測定 |
C(1)長さ,重さの単位と測定 |
小学校 学習指導要領 【本文】 |
(1) 量の単位と測定に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 -------------------------------- ア 次のような知識及び技能を身に付けること。 (ア) 長さの単位(キロメートル(q))及び重さの単位(グラム(g),キログラム(s))について知り,測定の意味を理解すること。 (イ) 長さや重さについて,適切な単位で表したり,およその見当を付け計器を適切に選んで測定したりすること。 -------------------------------- イ 次のような思考力,判断力,表現力等を身に付けること。 (ア) 身の回りのものの特徴に着目し,単位の関係を統合的に考察すること。 |
(内容の取扱い) (7) 内容の「C測定」の(1)については,重さの単位トン(t)について触れるとともに,接頭語(キロ(k)やミリ(m))についても触れるものとする。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
第2学年までに,長さにおける比べ方を基にして広さやかさも同じように考えたり,任意単位の測定を基にして普遍単位の測定のよさに気付いたり,便利な基準量を基にしておよその見当を付けて表現したりすることについて指導してきた。 第3学年では,身の回りのものの特徴に着目し,測定する対象の大きさのおよその見当を付けて適切な計器を柔軟に選択したり,長さや重さの単位を関係付けたりすることを主なねらいとしている。 また,第3学年の長さや重さについて,およその見当を付けて適切な計器を選択して測定しようとする態度を養う。 -------------------------------- ここで育成する資質・能力は,日常生活に必要な長さや重さを測定したり,単位を関係付けてみたりして,自らの日常生活に生かされるものである。 |
(イ) 適切な単位と計器の選択 |
ここでは,主に実際の生活場面での効率的な測定,的確な表示ができるようにすることをねらいとしている。 -------------------------------- ある量を測定するとき,その量がどの程度の大きさであるか,およその見当を付け,測定に用いる単位や計器を適切に選択できるようにすることが大切である。 -------------------------------- 例えば,木の回りなどの曲線部分の長さを測る場合に,巻き尺を用いて測ることや,ものの重さを量る場合に,およその見当を付け,適切な計器を選択して測ることについて指導する。 -------------------------------- はかりの取り扱いに関しては,どれだけの重さのものまで量れるかという秤量や,どのくらいまでの詳しさで量れるかという感量に気をつけることなど,使用上注意すべきことがある。 計器を用いての測定に当たって,それらの点に留意する態度を養うことは大切である。 -------------------------------- その際,測定して得られた数値が,適切な単位を選択することにより,扱いやすい大きさになることを理解できるようにする必要がある。 |
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