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小学校 学習指導要領 【解説】 |
理科編 |
第3章 各学年の目標及び内容 |
第2節 第4学年の目標及び内容 |
2 第4学年の内容 |
B 生命・地球 |
(2) 季節と生物 |
小学校 学習指導要領 【本文】 |
身近な動物や植物について,探したり育てたりする中で,動物の活動や植物の成長と季節の変化に着目して,それらを関係付けて調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 -------------------------------- ア 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する技能を身に付けること。 (ア) 動物の活動は,暖かい季節,寒い季節などによって違いがあること。 (イ) 植物の成長は,暖かい季節,寒い季節などによって違いがあること。 -------------------------------- イ 身近な動物や植物について追究する中で,既習の内容や生活経験を基に,季節ごとの動物の活動や植物の成長の変化について,根拠のある予想や仮説を発想し,表現すること。 |
(内容の取扱い) (4) 内容の「B生命・地球」の(2)については,1年を通じて動物の活動や植物の成長をそれぞれ2種類以上観察するものとする。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
本内容は,第3学年「B(1)身の回りの生物」の学習を踏まえて,「生命」についての基本的な概念等を柱とした内容のうちの「生命の連続性」,「生物と環境の関わり」に関わるものであり,第5学年「B(1)植物の発芽,成長,結実」,「B(2)動物の誕生」,第6学年「B(3)生物と環境」の学習につながるものである。 -------------------------------- ここでは, 動物の活動や植物の成長の様子と それらを関係付けて, それらについての理解を図り, 主に既習の内容や生活経験を基に, 根拠のある予想や仮説を発想する力や |
(ア) 季節ごとの身近な動物の活動の様子と季節の変化に着目して,それらを関係付けて調べる。 これらの活動を通して,
活動の様子として, 身近に見られる動物は, また, さらに, などを観察することが考えられる。 |
(イ) 季節ごとの身近な植物の成長の様子と季節の変化に着目して,それらを関係付けて調べる。 これらの活動を通して,
その際, 身近な植物は, 冬になると などを捉えるようにする。 |
ここで扱う対象としては,(ア)については身近で危険のない動物,(イ)については身近で,季節による成長の変化が明確な植物とし,それぞれ2種類以上観察するようにする。 また,地域性を生かし,地域の特徴的な動植物を取り上げることを通して,身近な自然に愛着をもつようにすることが考えられる。 -------------------------------- ここでの指導に当たっては,植物の成長について,同地点で同一の対象を定期的に観察するようにする。 また,観察したことを図や表,グラフなどを用いて整理し,比較するなど,動物の活動や植物の成長について考えたり,説明したりする活動の充実を図るようにする。 さらに,観察の時期については,「暖かい季節」,「寒い季節」として,それぞれ夏,冬を想定しているが,春や秋を含めることが考えられる。 -------------------------------- なお,野外での学習に際しては,毒をもつ生物に注意するとともに事故に遭わないようにするなど,安全に配慮するように指導する。 |
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