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 月や星の特徴について,位置の変化や時間の経過に着目して,それらを関係付けて調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。

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ア 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する技能を身に付けること。

(ア) 月は日によって形が変わって見え,1日のうちでも時刻によって位置が変わること。

(イ) 空には,明るさや色の違う星があること。

(ウ) 星の集まりは,1日のうちでも時刻によって,並び方は変わらないが,位置が変わること。

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イ 月や星の特徴について追究する中で,既習の内容や生活経験を基に,月や星の位置の変化と時間の経過との関係について,根拠のある予想や仮説を発想し,表現すること。

 本内容は,第3学年「B(2)太陽と地面の様子」の学習を踏まえて,「地球」についての基本的な概念等を柱とした内容のうちの「地球と天体の運動」に関わるものであり,第6学年「B(5)月と太陽」の学習につながるものである。

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 ここでは,

 児童が,
 月や星の位置の変化や時間の経過
 に着目して,
 それらを関係付けて,
 月や星の特徴を調べる活動を通して,
 それらについての理解を図り,
 観察,実験などに関する技能を
 身に付けるとともに,

 主に既習の内容や生活経験を基に,
 根拠のある予想や仮説を発想する力や
 主体的に問題解決しようとする態度
 を育成すること

 がねらいである。

 
 

(ア) 月の位置の変化や時間の経過に着目して,それらを関係付けて,月の見え方を調べる。

 これらの活動を通して,月の特徴について,既習の内容や生活経験を基に,根拠のある予想や仮説を発想し,表現するとともに,月は三日月や満月など日によって形が変わって見え,1日のうちでも時刻によって位置が変わることを捉えるようにする。

 その際,任意の時刻における月の位置を,木や建物など地上の物を目印にして調べたり,方位で表したりする活動を行い,月の見え方について調べることが考えられる。

(イ) 星の明るさや色に着目して,それらを比較しながら,星の明るさや色の違いを調べる。

 これらの活動を通して,星の特徴についての問題を見いだし,表現するとともに,空には,明るさの違う星があること,星には青白い色や赤い色など色の違いがあることを捉えるようにする。

(ウ) 星の位置の変化と時間の経過に着目して,それらを関係付けて,木や建物など地上の物を目印にして,星の位置の変化を調べる。

 これらの活動を通して,星の並び方や位置の変化について,既習の内容や生活経験を基に,根拠のある予想や仮説を発想し,表現するとともに,明るく輝く星をいくつか結んで何かの形に表すと星の集まりをつくることができ,これらの星の集まりは,時間の経過に伴って並び方は変わらないが位置が変化していることを捉えるようにする。

 
 

 ここでの指導に当たっては,移動教室や宿泊を伴う学習の機会を生かして,実際に月や星を観察する機会を多くもつようにし,夜空に輝く無数の星に対する豊かな心情と天体に対する興味・関心をもつようにする。

 その際,方位磁針を用いて方位の確認をしたり,観察の時間間隔を一定にしたりして,決めた場所で月や星の位置の変化を観察する方法が身に付くようにする。

 また,学校では観察ができない時間帯の月や星の位置の変化については,映像や模型,プラネタリウムなどを活用することが考えられる。

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 なお,夜間の観察の際には,安全を第一に考え,事故防止に配慮するように指導する。

 
 
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