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小学校 学習指導要領 【解説】 |
理科編 |
第3章 各学年の目標及び内容 |
第4節 第6学年の目標及び内容 |
2 第6学年の内容 |
B 生命・地球 |
(5) 月と太陽 |
小学校 学習指導要領 【本文】 |
月の形の見え方について,月と太陽の位置に着目して,それらの位置関係を多面的に調べる活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。 -------------------------------- ア 次のことを理解するとともに,観察,実験などに関する技能を身に付けること。 (ア) 月の輝いている側に太陽があること。また,月の形の見え方は,太陽と月との位置関係によって変わること。 -------------------------------- イ 月の形の見え方について追究する中で,月の位置や形と太陽の位置との関係について,より妥当な考えをつくりだし,表現すること。 |
(内容の取扱い) (6) 内容の「B生命・地球」の(5)のアの(ア)については,地球から見た太陽と月との位置関係で扱うものとする。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
本内容は,第4学年「B(5)月と星」の学習を踏まえて,「地球」についての基本的な概念等を柱とした内容のうちの「地球と天体の運動」に関わるものであり,中学校第2分野「(6)地球と宇宙」の学習につながるものである。 -------------------------------- ここでは,児童が,月と太陽の位置に着目して,これらの位置関係を多面的に調べる活動を通して,月の形の見え方と月と太陽の位置関係についての理解を図り,観察,実験などに関する技能を身に付けるとともに,主により妥当な考えをつくりだす力や主体的に問題解決しようとする態度を育成することがねらいである。 |
(ア) 月と太陽の位置に着目して,月の形の見え方と太陽の位置関係を実際に観察したり,モデルや図で表したりして多面的に調べる。 これらの活動を通して,月の形の見え方について,より妥当な考えをつくりだすとともに,月は,日によって形が変わって見え,月の輝いている側に太陽があることや,月の形の見え方は太陽と月との位置関係によって変わることを捉えるようにする。 ただし,地球から見た太陽と月の位置関係で扱うものとし,地球の外から月や太陽の位置関係を捉えることについては,中学校第2分野「(6)地球と宇宙」で扱う。 |
ここで扱う対象としては,太陽が沈んでから見える月の他に,昼間に観察できる月も考えられる。 また,月を観察する際には,クレーターなど,表面の様子にも目を向けて,月に対する興味・関心を高めるようにする。 -------------------------------- ここでの指導に当たっては,実際に観察した月の形の見え方を,モデルや図によって表現するなど,月の位置や形と太陽の位置との関係について考えたり,説明したりする活動の充実を図るようにするとともに,数日後の月の見え方を予測する活動が考えられる。 また,児童の天体に対する興味・関心を高め,理解を深めるために,移動教室や宿泊を伴う学習の機会を生かすとともに,プラネタリウムなどを活用することが考えられる。 -------------------------------- なお,夜間の観察の際には,安全を第一に考え,事故防止に配慮するように指導する。 また,昼間の月を観察し,太陽の位置を確認する際には,太陽を直接見ないようにするなど,安全に配慮するように指導する。 |
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