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 観察,実験などの指導に当たっては,事故防止に十分留意すること。

 また,環境整備に十分配慮するとともに,使用薬品についても適切な措置をとるよう配慮すること。

 観察,実験などの指導に当たっては,予備実験を行い,安全上の配慮事項を具体的に確認した上で,事故が起きないように児童に指導することが重要である。

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 安全管理という観点から,加熱,燃焼,気体の発生などの実験,ガラス器具や刃物などの操作,薬品の管理,取扱い,処理などには十分に注意を払うことが求められる。

 野外での観察,採集,観測などでは事前に現地調査を行い,危険箇所の有無などを十分に確認して,適切な事前指導を行い,事故防止に努めることが必要である。

 実験は立って行うことや,状況に応じて保護眼鏡を着用するなど,安全への配慮を十分に行うことが必要である。

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 また,観察,実験の充実を図る観点から,理科室は,児童が活動しやすいように整理整頓しておくとともに,実験器具等の配置を児童に周知しておくことも大切である。

 さらには,理科室や教材,器具等の物的環境の整備や人的支援など,長期的な展望の下,計画的に環境を整備していくことが大切である。

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 使用薬品などについては,地震や火災などに備えて,法令に従い,厳正に管理する必要がある。

 特に,塩酸や水酸化ナトリウムなど,毒物及び劇物取締法により,劇物に指定されている薬品は,法に従って適切に取り扱うことが必要である。

 
 
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