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小学校 学習指導要領 【解説】 |
道徳編 |
第4章 指導計画の作成と内容の取扱い |
第3節 指導の配慮事項 |
4 多様な考え方を生かすための言語活動 |
小学校 学習指導要領 【本文】 |
「第3章 特別の教科 道徳」の 「第3 指導計画の作成と内容の取扱い」の2 |
(4) 児童が多様な感じ方や考え方に接する中で,考えを深め,判断し,表現する力などを育むことができるよう,自分の考えを基に話し合ったり書いたりするなどの言語活動を充実すること。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
学校の教育活動全体で言葉を生かした教育の充実が求められている。 言語は,知的活動だけでなく,コミュニケーションや感性,情緒の基盤である。 |
(1) 道徳科における言葉の役割 |
道徳科において行われる道徳的諸価値についての理解を基に,自己を見つめ,物事を多面的・多角的に考え,自己の生き方についての考えを深める学習では,道徳的価値を含んだ教材を基に,児童が自分の体験や感じ方,考え方を交えながら話合いを深める学習活動を行うことが多い。 その意味からも,道徳科における言葉の役割は極めて大きいと言える。 -------------------------------- 国語科では言葉に関わる基本的な能力が培われるが,道徳科は,このような能力を基本に,教材や体験などから感じたこと,考えたことをまとめ,発表し合ったり,話合いなどにより異なる感じ方,考え方に接し,協働的に議論したりする。 例えば,教材の内容や登場人物の気持ちや行為の動機などを自分との関わりで考える。 友達の考えを聞いたり,自分の考えを伝えたり,話し合ったり,書いたりする。 さらに,学校内外での様々な体験を通して感じ,考えたことを,道徳科の学習で言葉を用いて表現する。 これらの中で,言葉の能力が生かされるとともに,道徳的価値の理解などが一層効果的に図られていく。 -------------------------------- したがって,道徳科においては,このような言語活動を生かして学習を展開することが,児童自身が考えを深め,判断し,表現する力などを育む上で極めて重要であると考えられる。 |
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