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小学校 学習指導要領 【解説】 |
総合的な学習の時間編 |
第7章 総合的な学習の時間の学習指導 |
第2節 探究的な学習の過程における「主体的・対話的で深い学び」 |
本解説第2章第2節で示したように,探究的な学習とは,日常生活や社会に生起する複雑な問題について,その本質を探って見極めようとする学習のことであり,問題解決的な活動が発展的に繰り返されていく一連の学習活動のことである。 前回の改訂では,総合的な学習の時間を探究的な学習とするために,「課題の設定」,「情報の収集」,「整理・分析」,「まとめ・表現」の学習過程が繰り返される中で,児童の資質・能力が育ち,学習が更に高まっていくことが重要であることが示された。 そして,その過程の中で,実社会や実生活と関わりのある学びに主体的に取り組んだり,異なる多様な他者との対話を通じて考えを広めたり深めたりする学びを実現することが大切にされてきた。 したがって,総合的な学習の時間において「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業改善を重視することは,探究的な学習の過程をより一層質的に高めていくことにほかならない。 -------------------------------- なお,今回の改訂で重視される「主体的な学び」,「対話的な学び」,「深い学び」の三つの視点は,子供の学びとしては一体として実現されるものであり,また,それぞれ相互に影響し合うものでもある。 単元のまとまりの中で,それぞれのバランスに配慮しながら学びの状況を把握し改善していくことが求められる。 以下,探究的な学習の過程における「主体的・対話的で深い学び」の実現について具体的に解説する。 |
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