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 学習評価は,学校における教育活動について,児童の学習状況を評価するものである。

 「児童にどのような力が身に付いたか」という学習の成果を的確に捉えた上で,教師が指導の改善を図るとともに,児童が自らの学びを振り返って次の学びに向かうことができるようにすることが求められる。

 そのためには,学習評価の在り方が極めて重要であり,教育課程や学習・指導方法の改善と一貫性をもった形で改善を進めることが求められる。

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 総合的な学習の時間の評価
 については,

 この時間の趣旨,ねらい等の特質が
 生かされるよう,
 教科のように数値的に評価することは
 せず,

 活動や学習の過程,
 報告書や作品,
 発表や討論
 などに見られる
 学習の状況や成果などについて,

 児童のよい点,
 学習に対する意欲や態度,
 進歩の状況など
 を踏まえて
 適切に評価することとし,

 例えば
 指導要録の記載においては,
 評定は行わず,
 所見等を記述すること

 としてきた。

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 第1章総則の第3の2においては,「学習評価の実施に当たっては,次の事項に配慮するものとする。

 児童のよい点や進歩の状況などを積極的に評価し,学習したことの意義や価値を実感できるようにすること。

 また,各教科等の目標の実現に向けた学習状況を把握する観点から,単元や題材など内容や時間のまとまりを見通しながら評価の場面や方法を工夫して,学習の過程や成果を評価し,指導の改善や学習意欲の向上を図り,資質・能力の育成に生かすようにすること。

 創意工夫の中で学習評価の妥当性や信頼性が高められるよう,組織的かつ計画的な取組を推進するとともに,学年や学校段階を越えて児童の学習の成果が円滑に接続されるように工夫すること。」と示された。

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 また,
 第5章総合的な学習の時間の
 第3の1の(2)においては,

 「学校における全教育活動
  との関連の下に,

  目標及び内容,
  学習活動,
  指導方法や指導体制,
  学習の評価の計画

  などを示すこと。」

 と示されている。

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 総合的な学習の時間における
 児童の学習評価については,

 総合的な学習の時間の特質を
 踏まえた上で,

 教師や学校が

 創意工夫の中で
 学習評価の妥当性や信頼性が
 高められるよう,
 組織的かつ計画的な取組を推進する
 とともに,

 学年や学校段階を越えて
 児童の学習の成果が
 円滑に接続されるように
 工夫することが重要である。

 
 
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