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小学校 学習指導要領 【解説】 |
総合的な学習の時間編 |
第8章 総合的な学習の時間の評価 |
第2節 児童の学習状況の評価 |
児童の学習状況を評価することで,児童一人一人が,どのように成長しているか,資質・能力が確かに育成されているかどうかを捉えていくことになる。 加えて,教師が児童のよい点や進歩の状況などを積極的に評価することにより,児童自身が学習したことの意義や価値を実感できるようにすることも肝要である。 |
1 「目標に準拠した評価」に向けた評価の観点の在り方 |
総合的な学習の時間の評価については,各学校が自ら設定した観点の趣旨を明らかにした上で,それらの観点のうち,児童の学習状況に顕著な事項がある場合などにその特徴を記入する等,児童にどのような資質・能力が身に付いたかを文章で記述することとしている。 -------------------------------- 今回の改訂においても,学習指導要領が定める目標(第1の目標)を踏まえて各学校が目標や内容を設定するという総合的な学習の時間の特質から考えると,各学校が観点を設定するという枠組みは維持する必要がある。 学習指導要領に示された総合的な学習の時間の目標(第1の目標)を踏まえ,各学校の目標,内容に基づいて定めた観点による観点別学習状況の評価を基本とすることが考えられる。 -------------------------------- 各学校においては,第1の目標を踏まえ,各学校が総合的な学習の時間の目標を定める。 この目標を実現するにふさわしい探究課題と探究課題の解決を通して育成を目指す具体的な資質・能力を示した内容が設定される。 この目標と内容に基づいた観点を,各学校において設定することが考えられる。 -------------------------------- ここでは,特に,探究課題の解決を通して育成を目指す具体的な資質・能力について,第5章第2の3の(6)において, ア 知識及び技能については,他教科等及び総合的な学習の時間で習得する知識及び技能が相互に関連付けられ,社会の中で生きて働くものとして形成されるようにすること。 イ 思考力,判断力,表現力等については,課題の設定,情報の収集,整理・分析,まとめ・表現などの探究的な学習の過程において発揮され,未知の状況において活用できるものとして身に付けられるようにすること。 ウ 学びに向かう力・人間性等については,自分自身に関すること及び他者や社会との関わりに関することの両方の視点を踏まえること。 とされていることに配慮することが大切である。 |
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