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 総合的な学習の時間の授業時数を確実に確保し,しかも柔軟に運用していくには次のようなことに留意する必要がある。

 単元において,どの活動に何時間の授業時数が必要なのかを算出し,年間指導計画及び単元計画に授業時数を適正に配当しておくことが第一に必要である。

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 その際,地域の行事や学校内のイベント,季節や植生の変化などに目を向け,授業時数の配当に工夫を加えることも考えられる。

 
 

 単元計画を各週の計画に位置付ける。この計画は,基本的には時間割を踏まえることになるが,時期に応じて,学習活動に応じて柔軟に対応することになる。

 まずは,計画を立て,必要な授業時数を割り当てるとともに,実際の実施した時数を積算しながら,適切な授業時数の運用になっているかを管理していかなければならない。

 
 

 授業時数の管理については,実施しながら日常的に適切かどうかを見直していくものの,学期末などの大きな節目に実施時数を積算し,学習活動の進展の状況と照らし合わせることが必要となる。

 そのことにより,その後の学習活動の展開が変わることもあるからである。

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 体験活動を重視する総合的な学習の時間は,ややもすると授業時数が不必要に増大していくことがある。

 短期的かつ長期的な見通しをもった計画作りと適切な時数管理,それらを通した学習活動の見直しが必要である。

 
 
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