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小学校 学習指導要領 【解説】 |
総合的な学習の時間編 |
第9章 総合的な学習の時間を充実させるための体制づくり |
第4節 環境整備 |
総合的な学習の時間に児童が意欲的に取り組み,そこでの学習を深めていくには,学習環境が適切に整えられていなければならない。 総合的な学習の時間では,多様な学習活動が行われるため,児童の資質・能力が十分に発揮されるような学習環境を整えなければならない。 そこで,本節では,学校全体で整備しておかなければならない施設・設備等の物的な環境整備の在り方,及び教室内の学習環境の整備について要点を述べる。 |
1 学習空間の確保 |
総合的な学習の時間では,探究的な学習の過程で,学級内はもちろん,学年内,さらには異学年間での学習活動などが展開されることがある。 また,ものづくりや発表のための準備など,多様な学習活動が行われる。 -------------------------------- こうした学習活動を行う際,教室以外にも学習活動を行うスペースが確保されていると,スムーズに展開しやすい。 例えば,多目的スペースなどにミーティングテーブルを設置したり移動黒板を用意したりするなど,多様な学習形態に対応できる空間を確保する工夫が考えられる。 校内に余裕教室がある場合などは,学習目的に応じて有効に活用することが望まれる。 -------------------------------- このような学習スペースには,総合的な学習の時間の学習活動の流れ図や活動の記録写真などを展示したり児童の作品を展示したりして,学習への関心や意欲を高めることができる。 また,総合的な学習の時間に活用する教材や資料,実物や模型などを展示し,いつでも児童が活用できるように用意しておくこと,児童の学習活動に必要な道具や材料などを常備しておくことなども考えられる。 |
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