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 総合的な学習の時間では,
 地域の素材や地域の学習環境を
 積極的に活用すること
 が期待されている。

 それは,
 総合的な学習の時間では,
 実社会や実生活の事象や
 現代社会の課題を
 取り上げる
からである。

 また,
 この時間では,
 多様で幅広い学習活動が行われる
 ことも期待されている。

 それは,
 児童一人一人の興味・関心
 に応じた学習活動
 を実現
しようとするからである。

 
 

 このような学習を実現するためには,
 教員以外の専門スタッフも参画した
 「チームとしての学校」の実現

 を通じて,
 複雑化・多様化した課題の解決に
 取り組んだり,
 時間的・精神的な余裕を
 確保したりしていくこと
 などが重要である。

 そのためにも,
 外部の協力が欠かせない

 具体的には,
 例えば,
 以下のような外部人材等との協力
 が考えられる。

・ 保護者や地域の人々

・ 専門家をはじめとした外部の人々

・ 地域学校協働活動推進員等の
  コーディネーター

・ 社会教育施設や社会教育関係団体等
  の関係者

・ 社会教育主事をはじめとした
 教育委員会,首長部局等の行政関係者

・ 企業や特定非営利活動法人等の関係者

・ 他の学校や幼稚園等の関係者 等

 
 

 特に,
 地域との連携に当たっては,
 よりよい社会を作るという目的の下
 コミュニティ・スクールの枠組みの
 積極的活用や,
 地域学校協働本部との連携を図ること
 などにより
 地域社会と共にある学校を実現する
 
ことが期待されている。

 その際,
 地域の教育資源などを
 積極的に活用するとともに,
 育成を目指す資質・能力について
 共有し,
 必要な協力を求めること
 が重要である。

 
 

 このように,
 地域の素材や地域の学習環境を
 積極的に活用したり,
 児童が地域の一員として
 地域の人々と共に
 活動したりすることで,
 学校と地域との互恵性が生まれ,
 息長く継続的な外部連携を
 実現している事例として,
 次のような取組がある。

・ 町づくりや地域活性化につながった
  活動や取組

・ 児童が地域の伝統や文化を守り,
  受け継いだ活動や取組

・ 地域の商店街の再生につながった
  活動や取組

・ 災害に備えた安全な町づくりや
  防災に関わった活動や取組 等

 これらの取組は,
 学校を地域に開くことにもつながり,

 保護者や地域との信頼関係を築く
 大きな要因となると共に,

 学校を核として
 地域社会も活性化していく
 「次世代の学校・地域」
 を創生していく
ことにもつながる。

 
 
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