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ア 日常生活に関する身近で簡単な事柄について,簡単な語句や基本的な表現を用いて話すことができるようにする。

 この目標では,中学年の外国語活動での(3)「話すこと[発表]」アの項目を踏まえて,日常生活に関する身近で簡単な事柄について,簡単な語句や基本的な表現を用いて話すことができるようにすることを示している。

 その際,あくまで高学年の児童にとっての日常生活に関する事柄を内容としており,中学年の外国語活動での「外国語を使って人前で実物などを見ながら話す活動に十分慣れ親しむ」経験を踏まえていることが重要である。

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 また,簡単な語句や基本的な表現を用いて英語で発表したことが,高学年の児童にとっての大きな喜びとなり,ひいては外国語学習の意欲につながることが期待される。

 
 

イ 自分のことについて,伝えようとする内容を整理した上で,簡単な語句や基本的な表現を用いて話すことができるようにする。

 この目標では,アの項目を踏まえた上で,自分のことについて,伝えようとすることを整理して,簡単な語句や基本的な表現を用いて話すことができるようにすることを示している。

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 中学年の外国語活動の(3)「話すこと[発表]」イの項目を踏まえ,高学年の外国語科では,例えば自己紹介等で,趣味や得意なことなど,伝える事項が複数あるとき,伝えたいことを整理して話すことができるようにすることを求めている。

 ここでいう「整理」とは,聞き手に分かりやすく伝わるように複数あるものの順番を決めたり,選んだりすることを表している。

 
 

ウ 身近で簡単な事柄について,伝えようとする内容を整理した上で,自分の考えや気持ちなどを,簡単な語句や基本的な表現を用いて話すことができるようにする。

 この目標では,ア及びイの項目を踏まえた上で,身近で簡単な事柄について,伝えようとすることを整理した上で,自分の考えや気持ちなどを,簡単な語句や基本的な表現を用いて話すことができるようにすることを示している。

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 中学年の外国語活動の(3)「話すこと[発表]」ウの項目では,人前で実物を見せながら,自分の考えや気持ちなどを簡単な語句や基本的な表現を用いて話すことを目指しているが,これを受けて高学年の外国語科では,学校生活や地域に関することで伝えたいことを整理して話すことができることに発展している。

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 ここでは,単に学校生活や地域に関する事実などを発表するだけではなく,簡単な語句や基本的な表現であっても自分の考えや気持ちなどを聞き手に分かりやすく整理して,人前で話す場合も含めて,話すことができることを目指している。

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 また,この項目は,中学校の外国語科での(4)「話すこと[発表]」イ「日常的な話題について,事実や自分の考え,気持ちなどを整理し,簡単な語句や文を用いてまとまりのある内容を話すことができるようにする」につながるものである。

 
 
 
 
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