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小学校 学習指導要領 【解説】 |
外国語編 |
第2章 外国語科の目標及び内容 |
第2節 英語 |
2 内容 〔第5学年及び第6学年〕 |
(3) 言語活動及び言語の働きに関する事項 |
@ 言語活動に関する事項 |
イ 読むこと |
小学校 学習指導要領 【本文】 |
(ア) 活字体で書かれた文字を見て,どの文字であるかやその文字が大文字であるか小文字であるかを識別する活動。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
この事項における「識別する」とは,活字体で書かれた文字の中から,例えばA,B やa,b という文字を見て,それらが,/ei/,/bi:/ を表した文字であると認識することである。 -------------------------------- 活動としては,例えば, この活動を行うために,例えば, -------------------------------- この事項は「読むこと」の活動のうち最も基本的なものであり,丁寧で確実な指導が必要である。 例えば,歌やチャンツなどでまずは音声に十分に慣れ親しませたり,身近な場所にある看板や持ち物に記されている活字体で書かれた文字に意識を向けたり,先に示したような活動に取り組ませたりすることを,単元を通して複数の授業において繰り返し取り扱うことが大切である。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
@ 言語活動に関する事項 |
イ 読むこと |
小学校 学習指導要領 【本文】 |
(イ) 活字体で書かれた文字を見て,その読み方を適切に発音する活動。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
この事項における活動は,(ア)の活動と併せて行うこともできる。 例えば,(ア)で示した自己紹介の場面における活動において,“My name is Haruna. H, a, r, u, n, a.”と児童が自分の名前の綴りを発音する活動がそれに相当する。 -------------------------------- この事項における「読み方」とは,文字そのものを表す際の文字の名称の読み方を指す。 例えば,a やb であれば,/ei/ や/bi:/ という発音のことである。 -------------------------------- なお,第2の1(2)「読むこと」イで述べたとおり,英語の文字には,名称以外に,語の中で用いられる場合の文字が示す音がある。 文字の音の読み方は,(ウ)や(エ)の言語活動を行う際に,文字を識別し,語句の意味を捉えることに役立つ。 文字の音の読み方を指導する際は,文字の名称の読み方との混同や種類の多さによる混乱から難しさを感じることがないよう留意する必要がある。 また,文字がもつ音のうち代表的なものを取り上げて,歌やチャンツを使って,文字には名称と音があることに気付かせ,次の(ウ)や(エ)の言語活動につなげることが大切である。 そのため,例えば,k やt が/k/ や/t/ と発音することを ‘koala’や‘ten’などの簡単な語を使って音声に慣れ親しませた後,k やt で始まる思い付く単語を,ペアやグループで協力しながら制限時間内にできる限り多く言わせる活動などが考えられる。 -------------------------------- なお,発音と綴りを関連付けて指導することは,多くの語や文を目にしたとき,苦手意識をもったり学習意欲を低下させたりすることなく,主体的に読もうとするようになる上で大切なことの一つであるが,中学校の外国語科で指導することとされている。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
@ 言語活動に関する事項 |
イ 読むこと |
小学校 学習指導要領 【本文】 |
(ウ) 日常生活に関する身近で簡単な事柄を内容とする掲示やパンフレットなどから,自分が必要とする情報を得る活動。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
この事項では,例えば,海外旅行のパンフレットを模した紙面を読んで,行きたい国で有名な食べ物やお勧めの季節などの情報を得る活動や,テレビ番組欄を模した紙面を読み,曜日や見たいスポーツ(スポーツ番組名)などの情報を得る活動に取り組むことを示している。 -------------------------------- この事項では,情報を得る際に読ませるものとして,「掲示やパンフレット」という例示をしている。 掲示やパンフレットでは,伝えたい情報を読み手に効果的に伝えるために,写真や絵などの視覚材料を示した上で,当該情報が語句や短い文で分かりやすく示されていることが多い。 つまり,この活動において児童に読ませる英語は,語句や1〜2文程度の単文を示しているということである。 また,理解の助けとなるよう,その英語が表す内容と関連した絵や写真などを付記することも必要である。 -------------------------------- また,簡単な語句や基本的な表現を読むということは,それらの語句等を音声化することが含有されている。
したがって,例えば “We have a snow festival in a city.” それぞれの語(we,have,snow など)と (イ)に示した 活字体で書かれた文字を見て, 絵カードに語を書き添えて などに取り組ませておくことが, |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
@ 言語活動に関する事項 |
イ 読むこと |
小学校 学習指導要領 【本文】 |
(エ) 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を,絵本などの中から識別する活動。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
この事項においては, 絵本には, したがって, 加えて,
したがって, “I want to be a 〜.” “I can 〜.” “I want to 〜.” などと言っている英文を読ませるなど, -------------------------------- 以上のことから, -------------------------------- また, -------------------------------- 一つ目は, この活動を行う前段階として行う 絵本の読み聞かせを, この段階では多くの児童は そのことで -------------------------------- 二つ目は, 活動としては 小学校生活の思い出アルバムを 理解を助ける写真などとともに, そして, -------------------------------- どちらの活動に取り組ませる場合も,その前段階として,読ませる語句や表現に音声で十分に慣れ親しませることは必須である。 また,活字体の読み方を想起させたり,児童の実態によっては,第3学年の国語科で日本語のローマ字表記を学習していることを踏まえ,例えば「カ」が ka と書かれていることか ら/k/ の音など,英語の文字の音を想起させたりすることは,読み方を推測させる上で有効な支援といえる。 |
小学校 学習指導要領 【解説】 |
@ 言語活動に関する事項 |
ア 聞くこと |
イ 読むこと |
ウ 話すこと[やり取り] |
エ 話すこと[発表] |
オ 書くこと |
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