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 感嘆符,引用符などの符号

 符号としては,感嘆符(!),引用符(“ ”)のほかに,アポストロフィ(')なども考えられ,それらの符号の意味や使い方を理解させることが重要である。

 また,そのほかに,ハイフン(-)やコロン(:)なども教材に応じて指導することが考えられる。

 特に,今回の改訂では,中学校の外国語科の指導内容として第2の2(1)エ「文,文構造及び文法事項」において,「(ア)c 感嘆文のうち基本的なもの」を加えており,感嘆文における感嘆符の使用についても指導するようにする。

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 符号について,改訂前は「終止符,疑問符,コンマ,引用符,感嘆符など基本的な符号」としていたが,今回の改訂では「感嘆符,引用符などの符号」とした。

 これは,小学校の外国語科において,終止符(.)や疑問符(?),コンマ(,)などの基本的な符号が取り扱われているためである。

 小学校段階では,音声で十分に慣れ親しんだ基本的な表現の中で終止符や疑問符,コンマなどの符号を示したり,児童に書き写させたりしていることを踏まえて,中学校においては符号の意味や使い方を理解し,コミュニケーションにおいて活用できる技能を身に付けさせるようにする。

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 なお,小学校の外国語科では単文を扱うこととされており,重文や複文は中学校における指導事項であるため,重文や複文で用いられる終止符やコンマなどの符号の使い方は,中学校において指導する必要がある。

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 また,改訂前は,「イ 文字及び符号」として「アルファベットの活字体の大文字及び小文字」が示されていたが,今回の改訂では「イ 符号」として,「アルファベットの活字体の大文字及び小文字」が削除された。

 これは,アルファベットの活字体の大文字と小文字は,小学校の外国語科において指導する内容となっているためである。

 小学校の外国語科での内容を踏まえ,中学校においては語や句,文を書く中でアルファベットの活字体の大文字と小文字を書くことができるように引き続き指導する必要がある。

 
 
 
 
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